🚗 現場への移動で高速道路を使うたび、料金所で領収書を受け取る……。フリーランスにとって、この積み重ねは地味に大きな負担です。
「マスターカードのETCカードは年会費0円で持てるのか」——今回はこの疑問に、個人事業主が実際に申し込める3枚を比較しながらお答えします。あわせて、高速代をそのまま帳簿に流し込む方法までまとめました。

🛣️ フリーランスにETCカードが必要な3つの理由
高速道路を現金で支払っていると、次の3つの手間が毎月発生します。
- 💴 領収書の保管:小さな紙をなくさないよう管理し続ける必要があります。
- 📝 手入力での記帳:1件ずつ日付・金額を会計ソフトに入力する作業が積み上がります。
- 🤔 私用との切り分け:数か月後に「この移動は仕事だったか」を思い出すのは困難です。
ETCカードを事業用カードに紐づけておけば、この3つがまとめて解決します。高速代は利用明細という形で自動的に記録され、そのまま経費の証跡になるからです。
さらに、ETCマイレージサービスに登録すれば支払額に応じてポイントが貯まり、通行料金に使える還元額へ交換できます。深夜割引や休日割引といったETC限定の割引も利用できます。
💳 MastercardでETCカードを手に入れる3つのルート
まず前提として、ETCカードは単体では発行できません。必ずクレジットカードに追加する形になります。マスターカードでETCカードを持つルートは、大きく3つです。

ルート1:事業用のビジネスカードに追加する(おすすめ)
個人事業主向けのビジネスカードにETCカードを追加する方法です。事業用の支出が1枚にまとまり、経費と私費が最初から分かれます。今回比較する3枚はすべてこのルートです。
ルート2:手持ちの個人カードに追加する
手持ちの個人用マスターカードに追加する方法です。手軽ですが、私用の買い物と事業の高速代が同じ明細に並び、確定申告時の仕分けに手間がかかります。
ルート3:高速道路会社のETCパーソナルカードを使う
クレジットカードの審査に不安がある場合の選択肢です。ただしデポジット(保証金)と年間手数料が必要なため、年会費0円で持てるカード付帯のETCとはコスト面で差がつきます。
📊 個人事業主向け マスターカードETC 3枚を徹底比較
ここからが本題です。個人事業主が申し込めて、Mastercardブランドを選べる年会費無料のビジネスカード3枚を、ETCカードの条件を中心に比較しました。
| 項目 | 三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般) |
ライフカード ビジネスライトプラス(スタンダード) |
freee Mastercard |
|---|---|---|---|
| 本カード年会費 | 永年無料 | 無料 | 無料 |
| ETCカード年会費 | 無料 ※前年度にETC利用の請求がない場合は550円(税込) |
無料 | 無料 |
| ETC発行手数料 | 0円 | 0円 | 0円 |
| ETC発行可能枚数 | カード1枚につき1枚 | 1枚まで | 1枚まで |
| 国際ブランド | Visa / Mastercard | Visa / Mastercard / JCB | Mastercard |
| ポイント還元 | 通常200円で1ポイント 条件達成で最大1.5% |
なし ※ポイントはゴールドのみ付帯 |
なし |
| 申込時の提出書類 | 登記簿謄本・決算書不要 | 本人確認書類のみ | 本人確認書類のみ |
| こんな方に | ポイントも貯めたい方/毎月高速道路を使う方 | とにかく早く発行したい方(最短3営業日) | freee会計を使っている方/開業直後の方 |
※各社公式サイトの掲載内容(2026年8月13日時点)をもとに作成しています。最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。
🎯 まとめると、選び方の軸は次のとおりです。
- ✅ ポイントも取りに行くなら:三井住友カード ビジネスオーナーズ(一般)。ETC利用分にもVポイントが付き、条件達成で最大1.5%還元を狙えます。
- ✅ とにかく早く手元に欲しいなら:ライフカードビジネスライトプラス。最短3営業日での発行に対応しています。
- ✅ freee会計を使っているなら:freee Mastercard。会計ソフトとの相性で選ぶ形になります。
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💰 ETCカードを「年会費0円」で維持する3つのチェック
「年会費無料」と書かれていても、条件付きのケースがあります。申し込み前に、次の3点を必ず確認しておきましょう。

チェック1:発行手数料はかかるか
カード会社によっては、ETCカードの発行時に手数料が必要な場合があります。今回比較した3枚は、いずれも発行手数料0円です。
チェック2:前年に1回でも使ったか
三井住友ETCカード(法人用)は入会翌年度以降、前年度に一度もETC利用の請求がないと年会費550円(税込)が発生します。逆に年1回でも使えば無料のままなので、月に数回高速に乗る方なら実質0円です。
チェック3:本カード側に維持条件はないか
見落としやすいのが本カード側の条件です。ライフカードビジネスライトプラスは、入会から翌年の年間請求までにカード利用がないとカードサービス手数料1,650円(税込)が発生します。「作ったまま使わない」持ち方は避けましょう。
三井住友カード ビジネスオーナーズ 公式サイトで詳細を見る →
📱 高速代を自動で経費にする4ステップ
ETCカードを手に入れたら、次は経理の自動化です。カード明細の自動取込を設定すれば、確定申告前の記帳時間を大幅にカットできます。

手順は、①事業用カードにETCを追加、②車載器に挿して高速代を集約、③会計ソフトと連携、④「旅費交通費」で自動仕訳のルールを登録、の4つだけです。
一度ルールを登録してしまえば、翌月以降は取り込まれた明細を確認するだけで記帳が終わります。高速代が月2万円なら、年間24万円分の入力作業がまるごと不要になる計算です。
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⚠️ 申し込み前に知っておきたい3つの注意点
良いことばかりではありません。「思っていたのと違った」となりやすいポイントも、正直にお伝えします。

特に見落としがちなのが3つ目です。三井住友カード ビジネスオーナーズは入会時にETCカードを同時申込できません。カード到着後にVpassで追加の手続きが必要になります。
また、発行できるETCカードは各社とも原則1枚までです。社用車を2台以上使い分けるなら、発行枚数の多い法人カードを検討しましょう。
freee Mastercard 公式サイトで詳細を見る →
🎉 2026年8月時点のMastercard最新トピック
Mastercard公式サイトを確認したところ、フリーランスに関係する動きが3つありました。
- 🛡️ 決済用パスキーの推進:パスワードに頼らない本人認証が公式の支払い方法として掲載され、不正利用対策が一段進みます。
- 🌐 Merchant Cloudの発表:加盟店向けの統合決済基盤が公開され、決済体験がシンプルになる流れです。
- 🚉 タッチ乗車の拡大:対応する交通機関が広がり、出張時の移動もカード1枚で完結しやすくなっています。
タッチ決済の使いこなしについては、マスターカードのカテゴリー記事でも詳しく取り上げています。
✅ まとめ
マスターカードのETCカードは、個人事業主でも年会費0円・発行手数料0円で持てます。ポイント重視なら三井住友カード ビジネスオーナーズ、発行スピードならライフカードビジネスライトプラス、freee会計連携ならfreee Mastercardという整理です。
ただし「年会費無料」に条件が付く場合と、本カードと同時に申し込めないケースがある点だけは、事前に確認しておきましょう。
高速代を現金からETCに切り替えるだけで、領収書の保管も月末の入力作業も消えます。移動が多い方ほど効果は大きいはずです。

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❓ よくある質問
Q. マスターカードのETCカードは年会費無料で作れますか?
A. はい、本記事で比較した3枚はいずれもETCカードの年会費・発行手数料が0円です。ただし三井住友カードのETCカード(法人用)は、前年度に一度もETC利用の請求がないと翌年度に550円(税込)がかかります。年に1回でも高速道路を使えば無料を維持できます。
Q. ETCカードだけを単体で申し込むことはできますか?
A. クレジットカードに付帯するETCカードは、必ず本カードとセットでの発行になります。単体で持ちたい場合は高速道路会社が発行する「ETCパーソナルカード」が選択肢になりますが、デポジットの預託と年間手数料が必要です。
Q. ETCカードで支払った高速代は経費にできますか?
A. 事業のための移動であれば「旅費交通費」として経費に計上できます。事業用カードにETCカードを紐づけておけば、利用明細がそのまま記録として残るため、私用との按分や領収書の保管の手間を減らせます。
Q. ETCカードの利用分でもポイントは貯まりますか?
A. カードによって異なります。三井住友カード ビジネスオーナーズは通常のショッピング利用と同様にVポイントが貯まりますが、ライフカードビジネスライトプラス(スタンダード)とfreee Mastercardはポイントサービスが付帯しないため貯まりません。
